はるなクリニックブログ日本先制臨床医学会

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日本先制臨床医学会

2018/06/04

今週末はいいお天気でしたよね。

私は土日で淡路島へ第一回日本先制臨床医学会へ行ってきました。
大阪に住んでるのにある意味海外の淡路島は行ったことがなく高速バスで行った淡路島の美しさに感激しました。
泊まったホテルはオーシャンビューで景色も良く疲れがとれてホッとします。
でも、学会のスケジュールがきちきちでホテルではゆっくりできませんでしたが。

創立記念大会としてのテーマはがんや難病難民の救済。
標準治療から見放された患者さんたちをいかに救うかです。

癌は年々増加傾向にあるのに欧米ではがん死亡率は下がっています。
しかし、日本はがん死亡率が増加しているのです。
みなさん、知ってましたか?

その違いは何か。

アメリカではいち早く標準治療に代替医療を取り入れることで死亡率が下がってきたと。
それに伴って他の欧米諸国も次々と代替医療を受け入れるようになり死亡率が下がってます。
しかし、今の日本では代替医療を国としては受け入れられてません。

ただ、代替医療と言っても色々なものがありますので何でも良いというわけではなく、何が良いのかに関してはこれからしっかりエビデンスをとっていくことが大事かと思いますが。
それに正確な情報の啓蒙ですよね。
知っている人はいいけれど知らない人も案外多いのが現実。

今回のがんの治療や研究に関する発表はとても素晴らしくて、日本人はすごいなあ、優秀だなあと心から思いましたが、日本では思うように臨床に生かせてないのが現実なんです。
それで優秀な日本人が海外へと出て行ってしますのですよね。
これ本当に日本の損失ですよ。

そんなわけで、この学会はこれからエビデンスを積み重ねて又、啓蒙活動もして日本人が安心して医療を受け、少しでも健康で長生きしてもらえる明るい社会になってくれたらと願いつつ活動していきます。微力ながら私も仲間とともにやっていこうかと。

今回はがん難民のテーマでしたが、これはがんに関わらずあらゆる疾患や症状につながっていることだと思います。

例えば、死ぬ病気ではないけれどもアレルギー、これは本当につらいものです。私も次男で経験しましたが。
また、慢性の痛みやしびれ、精神疾患、全身倦怠感、発達障害などなど他にもたくさんあります。
検査データで異常がなくても症状がある人は、現代医学ではなすすべなく、ある意味医療難民かと。
当院も良い治療法を常に検証しながら日々診療をしております。

今回もブースでとても良いものを見つけたので自分なりに検証して良ければ患者さんにも紹介できるかも。

最後に、結局は体と精神は食べ物でできてますし、その体と精神は生活環境に包まれていますので、病気にならない体作りが何より大事かと思います。
つまり、日ごろの食生活と生活環境ですね。

また、適度な息抜きも必要ですよ。

春名令子