はるなクリニックブログ感染症から体を守る⑤

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感染症から体を守る⑤

2020/05/21

こんばんは。
だんだん暑くなってきましたが、気温差があり、まだまだ衣服の調整にとまどいますね。

今回は体を冷やさない、温めることをお話しします。

体が温まり体温が上がると免疫細胞の働きが活発化します。
また、細胞の働きが活発化すると代謝が良くなり、ウイルスなど要らないものを汗や便や尿から排泄してくれます。

では、体を温めるためにはどうしたらいいでしょうか?

まずは、ゆっくりと39-40ど位のぬるめの湯船に浸かることです。
10分は浸かってくださいね、できれば20分は。
その際に、ホットタブを溶かすとお湯に重炭酸イオンが溶け出し血行を良くして体が効率よく温まります。
ホットタブは当院でも販売しております。
これから夏を迎えます。
暑いために人工的に冷房で冷やされていることが多いです。
夏場は38℃くらいでもいいですから、必ず湯船に浸かるようにしましょうね。
湯船に浸かれない人は足湯でもいいですよ。
私は診察室の机の下にバケツおいていて時間あれば足湯してます。
診療の疲れが取れて気持ちいいです。

次は運動ですね。
体温を上げるためには筋肉を使います。
筋肉の動き、血行を良くすることが大事なんですね。
運動といっても激しい運動をする必要はありませんし、無理するとかえって逆効果です。
ストレッチやウォーキング、ラジオ体操もいいですね。
スクワットは無理のないやり方でしてみてください。
続けることが大事です。
私は、通勤に極力歩いてましたが、最近はコロナの影響で車で移動しているので少し運動不足です。
なので自分に言い聞かしながら書いてます(笑)

最後は体を温めるような食材を使うことです。
ネギやショウガ・にんにくなどの薬味、根菜類、リンゴなど寒いところでとれる果物、発酵食品、甘酒、ほうじ茶や紅茶、ココアなど。
ネギとショウガのたっぷり入ったみそ汁やサツマイモやニンジンのポタージュなんてのもいいですね。
コーヒーは体を冷やすので飲みすぎには気を付けましょう。

発酵食品は状況によっては体に合わないこともあるので個人で判断してくださいね。

では、皆様、夏に向けて体を冷やさないように、たっぷり汗をかいて水分を常温以上で補給して免疫細胞を鍛えましょう。

春名令子