はるなクリニック

腸内環境②

おはようございます。

2月前半までは寒かったですね。後半からようやく暖かくなる兆しが出てきました。
春はもうすぐですね。

今回は、腸内環境に影響を与えるお食事についてお話ししましょう。

以前に腸内環境は腸内フローラというお花畑のように広がっている腸内細菌によって管理されてます。

今回は、環境を悪化させる食材についてお話します。

まずは砂糖などの糖類です。

これは、悪玉菌に餌をあげることで悪玉菌優位にさせてしまいます。そうすると悪玉菌が増えていって腸には良くない物質をたくさん作ります。
そうすることで便通が悪くなったりおなかの調子が悪くなるだけでなく腸に炎症を起こしてしまいます。

私は、以前から皮膚や気管支や鼻・口腔内粘膜などは胃腸などの消化管の裏返しとお話ししてます。要するに胃腸は体の中にあっても外のものなのです。

なので、上記のように腸に炎症を起こすと胃腸の状態は自覚はなくとも、皮膚などの体の外に症状が出る可能性もあります。
例えば、湿疹や花粉症、喘息などです。

保育園や乳幼児健診などで湿疹や乾燥肌が軟膏塗ってますがなかなか良くなりませんという訴えを聞きますが、それは外の皮膚をケアしているだけで、根本原因である胃腸をケアしていないからだと思います。症状は表でも、これは皮膚が原因ではないのです。
これは鼻炎でも喘息でも同じです。

慢性炎症、これはどこから来るのでしょうか?そこを考えていただければと思います。

また、砂糖は依存性があります。食べればどんどん欲しくなるのです。本当に麻薬のようにやめられなくなるのです。
そうすると炎症だけの問題ではなく血糖の調節が上手くいかなくなり、低血糖傾向になって情緒が不安定になることもあります。
この低血糖の話は、またの機会にしたいと思っております。

春が近付いてくるにつれて良い季節なのですが、花粉や黄砂、PM2.5など良くないものもやってきます。
その時に体は悪いものを出そうと反応します。
それが湿疹や鼻炎や喘息などなのです。

砂糖を控えてみる生活をしてみてください。身体だけでなく心の変化もみられる可能性が大きいですよ。

これは、母乳を通じても起こりますので、お母さんのお食事も気をつけてあげてくださいね。

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